note建築・暮らしのこと
ときがわの山と杉
こんにちは大川原です
先週の雪がまだあちらこちらに残っているときがわ町ですが、春の訪れも感じます！
畑の木の葉の下にはふきのとう・土手には新芽のよもぎ
紅梅やスイセンの花等。
そして何より体が敏感に感じ取っているのが、杉花粉です。。。
本日のときがわの山々
杉の木で赤茶色、風が吹くと花粉が大量に舞います。。。
花粉症の私としては【杉】と聞くだけで今の時期は憂鬱になりますが、
杉の木は、質感・木目の美しさ・風格・色調・芳香が日本の風土に合い
建築の材料としてはとても素晴らしい木材です。
私たち芝田建築デザインでは、無垢の木を使った家づくりをしていますので、
杉材も天井や床、建具、カウンター等様々なところに採用しています。
芝田建築デザインが手がけさせていただいた家々で杉材を使用した事例を少しご紹介致します！
杉の無垢材、一枚板をテレビ台に
木目の美しさや、樹形を生かして使っています。
杉材は加工もしやすいので、間接照明を入れ込んだり、テレビ配線用の穴も開けやすい等、利点があります。
床、天井に杉板を使用した寝室
床の杉板には厚み30mmを使用しています。
杉は、柔らかく傷がつきやすい素材ではありますが、温かく足触りがよいです。
その理由として杉の繊維は、空気を多く含む多孔質になっていることが考えられます。
傷がつきやすいことに考慮し、ここでは寝室に採用しました。
杉材で製作した建具
杉材は木材の中でも軽量であり、建具材としても適しています。
こちらの建具は杉の赤身と白太を交互に配して、デザインしました。
腰壁に杉板張り
人がぶつかりやすいところ、床から90cmぐらいまでを杉板で仕上げています。
長い年月ご愛用いただくことができ、経年変化も楽しめます。
同じ杉材でも、1本1本木目や性格が異なり、使う場所によっても、いろいろな表情をみせてくれます。
無垢の木は、とても奥が深く、偉大で、唯一無二の魅力をもっている、
心惹かれる材料です。