note建築・暮らしのこと
キッチンの上手な選び方(1)間取り・レイアウト
こんにちは! 整理収納アドバイザ-大川原です
朝晩の冷え込みで冬の訪れを感じます。それもそのはず、もうすぐ師走そして秩父夜祭。秩父夜祭の花火音は、ときがわ町の我が家にも響いてきます。その花火音を聞くと幼いころ祖母が「秩父夜祭を過ぎると寒さが増す」とよく言っていたのを思い出します。
さて、みなさんのご自宅キッチンは【独立キッチン】【ダイニングキッチン】【リビングダイニングキッチン】現在どのタイプを使用していますか?使い勝手はどうですか?
これから、家づくりをご検討の方は将来の暮らし方を想像しながらキッチンの間取りやレイアウトをぜひ考えてみてください。
芝田建築デザインで手がけさせていただいた実例をご紹介します!
【独立キッチン】ひとつの部屋のように他の空間と明確に区切られているキッチンです(3.7帖)
調理の様子やニオイ音などが他の部屋に伝わりにくく、調理に集中でき個室ならではの魅力や使い勝手の良さがあります。
キッチンからは家族の様子を確認できないため、小さいお子様やペットなど、目を配りたい家族がいる場合は注意が必要です。
【壁付型キッチン(I型)】
キッチンを壁に付けて設置するレイアウトです。
室内を広くみせることができるほか、ダイニングテーブルへの動線が短いのでキッチンワークを効率的に行うことができます。
【ダイニングキッチン】調理をするキッチンと食事をするダイニングが一体になった部屋です。(11.3帖)
リビングは別にあります。空間が分かれていれば、リビングでくつろいでいるときに、食器の音などの生活音が気になることもなく、それぞれの 居場所 を確保することができ快適に過ごせます。
【壁付型キッチン(I型)】
壁に向かって作業するので暗くなりがちですが、小さな窓を設置し採光を取り入れました。また、吊戸棚でなくアイレベル(調理の作業中、自然と目に入ってすぐ手が届く場所)に造作棚を造り、ザルやタッパ-などをサッと置ける造りになっています。
【リビングダイニングキッチン】リビング・ダイニング・キッチンの3つのスペ-スを兼ね備えた空間です。各部屋を仕切りで区分けせず、ひと続きにすることで家族とのコミュニケーションがとりやすく開放的な空間になります。(キッチン2.5帖・ダイニング6帖)
【L型キッチン】
キャビネットをアルファベットのL字型に配置したキッチンで、シンクとコンロが90度で向かい合い、キッチン内での作業動線が少なくて済みます。l型キッチンを対面式にすることでダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすくなります。コンロの横に壁を設置することでコンロ回りや90度の奥ばったところを隠すこともできます。奥バッタところが暗くなりがちなので、小さな窓を取付け採光を取り入れました。造作壁で手元がダイニング側からは見えないようにもなっています。
【リビングダイニングキッチン】18帖
【造作壁を組み合わせた対面キッチン】調理する人が孤立せず、家族への目配りもできます。造作壁を作り、リビングダイニングから手元がみえないようなっています。キッチン内部を行き止まりにせず、浴室・脱衣室・洗面・物干などへ通り抜け可能にし、家事動線を確保しました。
どんなキッチンが自分たち家族の暮らしにあっているか、しっかりと見極めることが大切だと思います。